2012/08/31

Hukari modified




Last Christmas, I have got this brutally made carriage horse type of beast blade call “Taiter Hukari” from my wife.


If you like this knife, go check out the shop "Varusteleka"
このナイフに関して、詳しくはこの記事をどうぞ。
Since then I have been using time to time and modifying it little by little so that works better for my needs.



The first thing I have done to this knife was to clean up and change the shape of handle. The overall of the handle shape is not bad at all, but since it is simple molded handle, I needed to clean up. Also was to smooth surface finish of rubber like material, did not feel right on my hand.
I have sanded the handle all-over to rough up the surface for better gripping and feeling.  Also have grinded down the side of hilt so I can choke grip better.



Once the handle is good enough, next place to change was the cutting edge. The original edge was not that sharp for my standard. And was simple tiny secondary V edge, which I do not prefer for this type of blade.
Regrind and sharpen the secondary V edge to secondary convex edge. While I was at it, I have thought of getting lead of those dirty machine markings… but soon realized that those are too deep. If I have done that job, there will not be much of blade left :)
Anyway, Now I think of it, this machine markings are the symbol of “Taiter Hukari”. Without it, will be boring blade…



Next modification was also to the blade, but to the spine. This blade has nicely rounded spine, which is nice and I like it, but not good if I need to strike a ferorod.
So I have grinded down tiny part of spine, close to the handle, to make angle edge. Now, I can use this part to make spark, no need to damage the cutting edge.



The modification on knife itself is quite enough at this point, so next up is the sheath. In a way this is the biggest problematic part of this Hukari knife. It is a working sheath and the looks does match the knife :) but there is no usable carrying method. There is a kind of belt loop on back of sheath but totally useless so have added some dangling loop with easy release system.




So here it is, the modifications completed, and Oh, have added the LMF army as well.




To be honest, I was originally planning on complete remaking of handle and sheath for this knife. But as I added the small changes, it started to become more and more “Personal”, realizing that this is actually Good this way.

Perhaps will do make some big change in some future, but for now, this is where I am stopping.
Let’s see, how this will perform this weekend at BcFin meet up!





2012/08/27

斧は楔じゃない!薪割りはチカラワザじゃない!

少し昔の記事の焼き直しになりますが、斧と薪割りに関しての記事です。

そろそろ薪ストーブの時期が近づいてきたり、私自身も今冬分の薪割りをやる時期になってきたので、斧関連の話題を探していたらこんな映像を発見。

先に進む前にまず見て欲しい。↓

↑↑↑この動画はAxe Connectedより転載。↑↑↑


ご覧いただければ一目瞭然だが、美しい女性がいとも簡単に薪を割りまくっていますね。
そしてこの女性の薪割り技術はすごい。力まず、的確に、斧を理解して使っているのが良く解ります。

裸足で、何の安全装備も、薪割り台もなしに、ダブルビットの斧で薪割りなんて前代未聞!と一蹴する方もいるかと思うが、このビデオを見ている限り、危ない!と思えるような状況も動作も見当たらない。


注目1>斧の振り上げ方。
柄の下端を両手で持ち、良いショ!!!っと力ずくで振り上げるのではない。片手を斧頭に近づけ最小の力で軽々持ち上げている。

実はこれ、結構重要。持ち上げる労力をセーブできれば、他のところで使える。長時間の薪割りも可能になるし、そもそも中疲れしないから変な事故も減る。


注目2>斧の振り上げ高さ。
必要になる最低限の高さまでしか上げていない。これによって、必要以上に勢いをつけて振り下げることが無い。

このことは労力のセーブ以上に、安全上重要。必要以上の力で打ち付けないから打ち損じることが少なくなる。打ち損じても、大振りしていないから事故率が下がる。また、斧の柄や刃にも優しいので斧が長持ちする。


注目3>斧が当たる瞬間。
薪に当たったと同時に斧頭がぶれて倒れているのが見えるだろうか?これは刃先が入った瞬間にねじれを加えて、打撃力を薪を引き裂く力に利用しているため。

これは少し難しいテクニックになる。なれないうちにこれを無理してやろうとすると逆に危険な場合があるので、斧になれない人にはあまり進めないほうが良いテクニックではあるが、これを覚えると薪割が格段に楽になる。

どんなメリットがあるのかというと、
・打ち込んだ刃が食いつかない。
・少ない力で気持ちよく割れる。
・刃が数センチ入ったところで止まるので
 -刃が痛まない
 -地面を叩かない(岩の上でも薪割が出来るw)
 -次の動作にすぐ移れる


で、どの様にして上手な薪割りを行うか?
まず、斧は楔では無いことを理解して欲しい。斧の刃が厚いのは楔効果を出すためではなく、重さを一点に集中させるためである。もちろん楔効果を期待する部分もあるが、振り下ろす楔だと思わない方が良い。(スプリッティングモールは別物、アレは振り下ろす楔です。斧とは使い方が違います。)

そして、楔で無いもので薪を割る一番簡単な方法は????
食い込ませてねじる、コジル!
これでパカッ

この捻じる方法、特にグレンスフォルシュやS・A・ウィターリングスなどのスウェーデン系の薄めの斧で行うと効果大です。

インパクト時に捻じる用法は私が昔アップした動画で説明していますので、まだ見て無い人はどうぞ! (18:00あたりからです)


2012/08/06

裏山ブッシュクラフト-#10スプルースティー&ビルベリー(#10 SpruceTea&Bilberry)

ブログ、YouTube,メール、Twitterを通じて多くのコメントを頂きました。皆様、ありがとうございます。
母子共に健康ですがもうしばらくの間病院に留まる必要があるので、自宅での本格的な子育て開始まではまだ少し時間がありそうです。

さて、裏山ブッシュクラフトの先週アップ分ですが、今回はブルーベリー摘みと、スプルースの葉を使ったブッシュティーの紹介です。
スプルースの葉は、お茶だけでなく、そのまま食用にもなります。スプルースの無い場合は、松葉を使うことが出来、またこれらは一年中採集できるうえ、ビタミンや糖分などの栄養価もありますので知っていると役に立つかもしれません。

ではビデオの方をお楽しみください!


(自然の中で採集した物を食す場合は、正しい知識を持って、自己責任でお願いします。この映像からの情報だけではくれぐれも行わないようにお願いいたします。)




First, Thank you very much for all greetings massages. The mother and babies are well but still need to say in hospital for few more days. So the real parenting at home is not started yet. but I am very much looking forward to it.



However, here is the #10 of Urayama upload. this time is about bilberry picking and spruce needle tea. Spruce needle is good for tea but also good for eating. so, if you make tea, you also get ready to eat food.

the spruce and pine needle does have some sugar and vitamin nutrition value. Also, these are available through out the year.

Hope you enjoy the video!

(Note:picking and eating wild edible could be dangerous. be sure about what you are doing and do it with your own responsibility. I can not take any responsibilities and blame over your action. ) 


2012/08/04

I am dad now! 父親になりました。

Just quick up to let you guys know that to day, I became a father of 2 baby girls!

本日、フィンランド時間午前9:45に双子の女の子ぼ父親になりました。

2012/08/03

Special Bug-out bag - 特殊バグアウト・バッグ

I am not very much of Tactical - Apocalypse - doomsday - zombie prop enthusiast, so usually I do not talk about Bug-out situations and what I got for such occasion.

But it does not mean that I do not think about it and lately, I started to see and feel "The Time is Near". The evidence of incoming "situation" is getting obvious, so I needed to put to gather the Bug-out bag for very special task.


世界の終わりとかゾンビサバイバルとか入れ込んでるわけではないので、あまりバグアウト・バッグ(緊急持ち出し袋)とか、そこに入れるガジェットの話とかはあまりしない方です。

ですが、最近身の回りを見ているとどうもやばそう。なんていうか、ある種の「緊急時」がもうすぐやって来るのが見え見えなのです。そこで、特殊なバグアウト・バッグを組んでみました



Contents:
1. Gadget bag
Camera / Tripod / backup battery / backup SD card / Phone charger / cam battery charger / pen.

2. wormer clothing
Pullover / shemagh

3. Indoor shoe

4. Food supply
Chocolate / cereal stick / instant noodle / coffee / utensils

5. Tactical iPhone.
For communication, secondly recording device and entertainments.
内容>
1.ガジェットバッグ
デジカメ、三脚、予備バッテリー、予備メモリー、携帯用充電器、カメラ用充電器、筆記具。

2.衣類
プルオーバー、シェマッグ

3.内履き

4.食料
チョコ、シリアルバー、カップ麺、コーヒー、食器

5.タクティカルiPhone
通信、予備カメラ、娯楽用。
It is little different than your usual bag-out bag isn't it? That is because this is designed to help me survive the situation when my wife goes in to delivery. So I can stay with her to give support and some comfort.
I might have over packed on recording devices, but since this is our first babies, I do not want to take chance not able to take enough photos and video.
Oh, and I say “babies”, because it is TWINS!

通常のバグアウト・バッグとは少し違う構成なのにお気付きだろうか?それはこのバグアウト・バッグ、妻の出産に立ち会う時に私のサポートをするための物だからだ。

少しカメラ関係の物に力を入れすぎな感もあるが、初めての赤ん坊なのでバッテリー切れ、メモリー切れのアクシデントは避けたい。
そうそう、ちなみに生まれてくるのは双子です!

2012/08/01

フィンランドのナイフ - レウクを使う


「フィンランドのナイフ色々」の項で『サーミの人々にとってレウクはツール・オブ・ライフである』と紹介したわけだが、では実際にはどの様に使われ、どれほど有用だったのだろうか?

サーメの人々にとってレウクは、最も重要な所持品であった。これはレウク無しでは生活が成り立たないといえるほど重要な道具であったためで、これ一本で狩猟、トナカイのドレッシングから、道具の修理や薪割りまでをこなした。

と、こう言うと何だかすごい万能ナイフのような感を受けるが、と同時に「なぜわざわざ他の便利な道具を使わなかったのか?」と疑問に思う方もいる思う。そこで、近代化する以前のサーメの生活について少し紹介したい。

サーメの人々が住む地域はラップランドと呼ばれ、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ロシアの北極圏である。気候は年間を通して低温で、夏の暑い日も+20度を超えることは無く、冬は-30を下回る。ラップランド南方にはボレアル樹林帯の北端が走り、これより北方はツンドラと呼ばれる高原・湿地帯となる。このような場所では木はあまり生長せず、大きな物でも人の腕くらいの太さである。
この地に住む人々の生活の糧はトナカイの放牧と、狩猟採集。自給自足以外に、物資を入手する方法は殆ど無い。鉄器、それも炭素鋼の道具などはさらに入手が困難な状態であった。

典型的なラップランドの風景>http://weekendwoodsman.wordpress.com/2011/11/15/lapland-july-2011-part-2-2/


この様な生活状況で、一番の足かせとなるのは生活物資。多くの物を所有すれば身動きが取れなくなるのである。つまり、必要な道具をあれこれ持つのではなく、最小限で最大効果を得られる道具が必要となる。そうした時にレウクはまさに打って付けの道具だったのである。

木を切る、薪を割る>ラップランドでは木は大きくならない。大木を切る重い斧は必要が無い。鉈のような刃物で十分である。
狩猟、トナカイのドレッシング>動物の解体、スキニング、体部の加工これらはもちろんレウクのような刃物があれば十分こなせる作業。レウクに添えてプーッコも持つことが多かったようなので、小動物や魚はプーッコを使うことも多かっただろうと思う。
木の加工、道具の修理>これもレウクとプーッコがあれば殆ど問題なかったはずだ。そもそも複雑な道具といえばトナカイに引かせるソリくらいである。


---- スティックタングではあるが・・・

ナイフに詳しい人は、プーッコもレウクもスティックタングであることをご存知かと思う。そして「レウク一本で薪の準備から何からをこなす」と聞いて、本当にそこまで使って壊れないのか?という疑問を持つ方もいるかもしれない。

ここに、Weekend Woodsmanが実践した良い例があるので紹介したい。


 

<Photos/写真提供:Weekend Woodsman
レウクはIlkka Seikku作>


写真中で使用した丸太はラップランドで一般的に手に入る物よりも太めであるので、出来るのか?という疑問への回答には十分すぎるサイズである。
手順として、まずはチョッピングで短くする>バトニングで大割する>さらにバトニングで小割を作る>その後フェザースティックまで作ってみた!
という感じだ。もちろんナイフには何のダメージも起こらなかった。

この作業、まずはチョッピングで、レウクのハンドルエンドが効果を発揮する。ラッパ状の広がりを利用し、3フィンガーグリップで長く持ちチョッピング。
バトニングはブレードの長さを利用して、ポイント側を叩くことが出来る。
フェザースティックは平たい楕円形グリップと、幅広で長いエッジを利用して安定した削りを実現できる。

これだけの作業力があればもちろん動物の解体も問題なくできるはずである。そして長く反った切り刃はスキニングやその他の加工にも便利だろう。

もう一つ刃の硬さについて紹介したい。これはレウクに限らず、プーッコやフィンランドの斧にもいえることなのだが、日本の刃物の感覚からすると非常に軟らかい。どの位軟らかいのか、HRCデータが無いのではっきりとは提示できないが、硬めに見積もっても60程度までだと思う。
「研ぎやすくするために軟らかいのだ」いという理由もよく耳にするが、「-30度でも欠けない刃」が最もな理由ではないかと思う。
良い砥石が出ないから・・・という声も聞こえてきそうだが、ラップランドは水晶系の砥石が産出する土地である。砥石は理由にならないと私は推測している。






つづく・・・