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2015/10/30

裏山ブッシュクラフト - #29 トライスティック (# 29 Try stick)

すっごく久々の裏山シーリーズ、今回はトライスティックをじっくりと取り上げてみました。

これを取り上げたキッカケがありまして、G+上のコミュニティー、ブッシュクラフトジャパンの4月課題でこれを作ったわけですが、その時に気がついたのが、「そういえば取り上げてなかったなぁ・・・」っと。

で、コハンスキーによってブッシュクラフト界ではとても有名となったこのトライスティックですが、これ自体はキャンプやトレッキングで何の役にも立ちませんw

しかし、これに挑戦することはとても有益であります。

一本の棒へ様々な切込みを入れるだけなのですが、実はそれぞれの切れ込み(ノッチと言います)はブッシュクラフト術にて必要となってくるものばかり。それらを切る練習をしておくことでナイフ術も上達する。
また、ノッチに慣れたらこのトライスティックを作ることで、使用した刃物で出来ること、出来ないことを見極めるのテストにる。

と言うわけで、今回は最も一般的なノッチをピックアップしまして、その切り方と利用方法を動画にまとめてみました。
動画自体は役40分もあります。人によって興味あるノッチが違うと思いますので、動画詳細欄に各ノッチへのジャンプリンクを張ってあります。見たい部分へジャンプしてご覧ください。



↓↓↓↓↓↓今回ピックアップしたノッチのリストはこちら↓↓↓↓↓↓


1-   ブランと・エンド(面取り)Blunt end   1:30
2-   テントペグ     Tent peg        2:35
3-   Vノッチ         V notch         4:35
4-   ラッチ・ノッチ   Latch notch   6:22
5-   サドル・ノッチ  Saddle notch   9:08
6-   ポットフック・ノッチ  Pot hook notch 10:51
7-   角棒削り/スクエアー・リダクション Square reduction 13:14
8-   V字溝切り  Beveled edge cut  15:36
9-   紐留め Lashing cross 17:11
10-  丸棒削り/ラウンド・リダクション Round reduction 19:45
11-  対称削り Symetrical thinning 22:20
12-  弦溝(筈) Bow notch 24:37
13-  蟻溝 Dove tail (♀) 26:31
14-  蟻溝  Dove tail (♂) 29:02
15-  角穴  Hole through stick 31:17
16-  やじり留め Notch for spearpoint 34:44
17-  皮むき Root stripper 37:50






ちなみに、コハンスキー先生の教えでは、「1ノッチ平均1分以内で切れるように!」との事です。











2014/03/15

IWG week 16 - 27

IWGウィルダネスガイドスクールの記事、久しぶりのアップになります。年が明けてからというもの、本当に忙しかったです。インターシップ、ガイド試験の準備、スキートリップの準備、ネイチャーノリッジのテストなどなど次から次へと・・・
と、そんなわけで、第16週から26週分をまとめて紹介です。

昨年末は第一回目のインターンシップを、タンペレにある会社、Hiking Travel HITにてやらせてもらいました。仕事の内容は、雪中トレッキングに使うソリの製造。この会社はガイドの仕事の傍ら、このソリやカヌーなどを作っていまして、その工場にて2週間でした。

年が明けて学校に戻ってからはガイド試験となる24時間ツアーの準備そして一週間のスキートリップの準備。

24時間ツアー 
チームビルディングスポーツの火熾し競争
これは実際に商品を自分たちで開発、販売し、購入してくださったお客様をガイドする本番です。そして、このガイド中は2人の試験官が付き添い、サービスの内容とクオリティーを試験として評価されます。
提供したサービスはセイツェミネン国立自然公園内にある木こりのキャビンを利用した一泊二日のツアー。100年林業の手が入っていない森をネイチャーガイドし、チームビルディングスポーツなどのエンターテイメントも提供しました。
古い森を案内しながら、野生動物の話、森のエコサイクルなど様々な自然についての話をし。チームワークを高めるためのゲームとして、ウィルダネスでの基本技術を実践してもらう。お客様も私もとても楽しく過ごせた24時間となりました。
勿論、ガイド経験としてもとても有意義で、試験官からとても多くの評論をもらえたのは嬉しいことです。


夜の木こりのキャビン



スキートリップ
荷物運搬用のソリ。スェーデン軍の木製です。
元々は、もっと学校の近くでこのスキー実習は行われる予定だったのですが、今年フィンランドは本当に雪が無い!そこで仕方が無いので北へ車で11時間ほど移動し、Hossaにて行われました。これだけ車で北上して、やっと60cmほどの積雪。1m強が望みでしたが仕方がありません。





旅の内容はビデオの方を見てもらうとして、ここで紹介したしたいのは今回新しく加えた装備2点。

- ノキアンの長靴

今回の旅で使用した唯一の靴はこの長靴です。Sorelなど色々な冬用ブーツを使って来ましたが、はっきり言ってこの長靴が最高です!
ウール100%の1cm厚インナー、厚い靴底でとても暖かい。また、フォレストスキーのスキーブーツとしてそのまま使える。





- ETシェルター
このシェルターに関しては前回のアップで詳しく紹介していますが、こんかいの旅で実際に使ってテストできました。予想していたとうりの使いやすさ。熱反射も感じられ、大成功!という感じです。







"Hiking Travel HIT"でのインターンシップ

日没後の氷上カフェ.
スキー実習から戻り、休むまもなく第二期の実習に突入です。今回も同じ会社ですが、仕事の内容は全く違う物でした。
タンペレ、ネシ湖の灯台脇で氷上カフェを開いたり、ノルディックスケートのレンタルサービス、そしてスケートトレッキングのガイドなど、タンペレで楽しめるウィンタースポーツを色々と知る良い機会となりました。
また、ガイドアシスタントとしてスケートトレッキングに参加できた事は、プロのガイドの仕事を学べる機会でした。

それにしても氷は奥が深いです。毎日表情が変わり、同じ様な状態でもよく観察するとその構造の違いで丈夫さ大きく変わります。氷の割れ方を取ってみても様々あり、それらの状態から氷の安全性を予測する方法を勉強できたのは大きな収穫です。

スケートトレッキングの様子をビデオに収めることができましたのでリンクしておきます。本当にすばらしい景色を楽しめた日でした。



  





2014/01/26

22点3X3mタープ

あと2週間ほどで1週間スキーキャンプがやってきます。そこで、冬用のギアを更新中なのですが、その内の一つ冬用シェルターを今回は紹介します。

今までDD hammockの3X3mタープを使ってきて、数点満足できない部分がありましたのでその改善も兼ねます。


先ずは設営時の問題、この写真(右)の様にダイヤモンド型に張ることが一番多いのですが、
・ Loueと併せると高さなどがチグハグになりすぎる。
・ 設営にとても広い場所を必要とする。
・ ピッチ角を推定し難いため設置に時間がかかることがある。
・ 頂点が高いため、適度な支柱を探すのに苦労する。

そしてタープの素材の問題。
・ 薄くて軽いが、その代わり熱がほぼ筒抜けっぽい事が問題=寒い。


これらの問題は、夏ならあまり気にはならないのだが、冬だと色々な弊害を起こしそうなので解決したいわけです。


そこで22点3X3mタープを作ってみました!


熱反射素材が裏に加工されたシェルター用生地を使って22点のポイントを設けてあります。基本はDDの物と同じなのですが、3点追加することによってLuoeに更に近い形に張る事が出来ます。
赤丸がLoue用に追加したポイント。Loue形に張る場合は青線で折ります。
で、これによって何が、どう解決するのか?

・ 薄くて軽いが、その代わり様々な光線が抜けてしまう
  →熱反射素材を使っているので、よく反射する=内側暖かい。
 
・ Loueと併せると高さなどがチグハグになりすぎる。
  →頂点用ポイントを追加したので、ピッチを代えずに頂点を低く取れる=Loueとほぼ同じ高さ。

・ 設営にとても広い場所を必要とする。
  →底辺に専用を追加したので裾を伸ばさなくてもペグ打てる=場所狭くても張れる。

・ ピッチ角を推定し難いため設置に時間がかかることがある。
  →底辺に専用を追加したので自然と良い位置に落ち着く。

・ 頂点が高いため、適度な支柱を探すのに苦労する。
  →頂点用ポイントを追加したので頂点を低く取れる。

そしてもう一つ、偶然出来てしまった物だが、シェルター入り口上部の前屋根。これが出来るのは嬉しい誤算で雨よけ効果ではなく熱のシェルター内への保持力向上が期待できそう。
この折り返しがあることで上に上がった熱がそのまま抜けずにある程度留まることになる。そして、空気の流れもこの折り返しのために押し戻されるので、温まった空気がシェルターの内側を循環するようになる・・・はずである・・・

この前屋根構造はLaavu型にみられる構造で、保温力に大きく差が出るらしい。









と、まあ良いことずくめな計画ですが、実際使ってみるとどうなるのか???2週間後、-30度下で試して来る予定です。












2013/12/15

IWG week 7 & 8 - ロシアの大自然への旅 (ガイド日)

前回の記事でも紹介しましたが、日替わりでクラスの誰かがガイド役をします。そして6日目は私の番。地図を見るだけも予想できるように、結構タフなルートです。

地図上でたてた予定のルート。山越えが一番の難所。

この日午前は最後尾に着くガイド役。グループがはぐれない様に先頭と連絡取りながら現在地を認識し続けるのが仕事。予想に反して昇り降りが多く、この午前の部も楽な行程ではありませんでした。お昼休みのポイントについた時にはグループの数名がギブアップ気味な状態。
そこで午後は出来るだけ等高線伝いに歩き始めることに決定。

午後は私が先頭ガイドとなり、中間地点、ベアリングを変更する地点まで山腹を高度キープして歩く予定だったのでした。しかし大きな岩肌が露出した斜面を避けなければ無かったため、予定よりもだいぶ低い高度から登りを開始することに。45度の斜面をほぼ直線に数キロ上る羽目になってしまいました。
まさに這う様にして登ったその向こうは、更に登りでしたw

行程の最高地点ではすばらしい展望を満喫。疲れを忘れさせてくれました。

急な谷を一気に下ります。が、足元は浮石だらけ。ルート取り完全にまずかったです。 
くだりのルート選択は完全に失敗。足元は浮石と大岩で埋められた急なくだり。雨降りでなかったから可能だった物の、そうでなければ確実にけが人が出るような場所でした。

全員無事に下山し、キャンプ予定地へ日没前に到着・・・が、問題が浮上。予定していた水場が枯れてます。小さな流れの最上流側なので、キャンプ地を探しながら下流へ移動することに決定。湖まで約2kmなので、湖まで下りても暗くなる前にはキャンプ地見つかるだろう!と言う計算です。

しかし、地図を読み間違っていたようで、歩けど歩けどキャンプ地候補どころか湖にも出ない。あたりはどんどん暗くなるし、キャンプ地が見つからないのでは・・・グループの疲れもピーク気味、と言うプレーッシャーがかかって、出す足一歩一歩が不安に。
それでも何とか完全に暗くなる前にキャンプ地を見つけることが出来ました。
湖に到着、キャンプに適した場所をを探し始めます。

完全に暗くなるぎりぎりでチャンプ地決定となったわけですが、最終的に『お客様』はハッピー。大変な行程で予定変更などもありストレスある一日でしたが、すばらしい景色を眺めたり、登山模したりと楽しめたようです。


翌日は休憩日。朝はゆっくり、太陽の出ている間にギアメンテです。

まさに山の天気、7降ったり止んだり。気温の変化も激しかったです。

サバイバルナイフを持って来ているクラスメイトがいました!「子供の頃に買ったんだ!」と言っていました、 "Jungle King II" です。


水力発電所のバックウォータを兼ねる湖ですので大量の流木が漂着していました。







旅は終盤に入り、メインイベントのパーナ湖に立ち寄り昼食。この湖、大きすぎて対岸が見えません。
神秘的な景色で楽しませてくれたパーナ湖

湖岸の砂地には新鮮な熊の足跡。.


湖の東西を渡す唯一の橋。解る人はピンと来るかな?ロシア軍放出の野戦架橋ですw

トナカイの食べるコケ(ハナゴケ類)の絨毯が数キロ続きます。

こんな斜面を登り下り

氷河期が作り出したエスカー。この峰を上手く繋ぐ様にルート取りするのがコツ。

最終夜。この日の課題は『パーフェクトなキャンプを設営しろ!』でした。

この旅は出発から帰宅するまで、本当に多くのことを学び続けることが出来たたびでした。手持ちの知識、小技をフルに活用し、更に新しく学んだことをその場で取り入れ。それでもまだまだ学ぶことがでてくる。これほど充実した旅はそれほど多くは出会わないでしょう。
きついながらも100%楽しんだ感じです。機会があれば今度は一人で、または本当のお客様を連れて行ってみたい場所です。


2013/11/11

IWG week 7 & 8 - ロシアの大自然への旅 (パーナ湖の自然)

The English version is on new site. click this link to jump. also remember to update your book mark!!

行ってまいりました、ロシアの大自然。場所はパーナ湖国立自然公園(Paanajärvi National park)の周辺。周辺と言いますのは、自然公園内は利用料が高く、自由に焚き火が出来ないなどの制限も多いので、自然公園外でのびのびとトラディショナルなキャンプ・トレッキングの技術を学ぶのが狙い。

オレンジ線が予定コース。オレンジの丸はキャンプ予定地。
9月23日にクルの学校を出発し、クーサモで一泊。翌朝、国境が開くと同時にロシア入りし24日から10月2日までパーナ湖周辺をオフトレイルで楽しみ,10月3日に学校へ戻る日程でした。

2日歩いて3日目は休憩日のパターンで歩きましたので、実際に歩いたのは6日分ほど、距離にするとおおよそ60km。ハイペースではありませんが、オフトレールで湿地+上り下りの連続なのでこんな感じかな?と思います。



国境を10時頃に通過し、国境の村、パーナ村に到着したのが昼過ぎ1時頃。そこから公園のレンジャーステーションの駐車場まで更に車で2時間。この日のトレッキング予定は道路を5Kmほどでしたので、日没に間に合うと見て早速トレッキング開始。自然公園から出てしまうのが目的です。

 この旅、実は毎日ガイド役が変わります。実際のガイドを経験、練習するのが目的で、1日2人が午前午後で入れ替わって一日のガイドを務めます。ガイド以外の生徒+先生は客役。どんなに迷っても口出ししないのが決まり。
これは経験してみないと分かり難いのですが意外とプレッシャー大きいですw


 この日は朝からとても寒く、日中はそれでも良かったのですが、キャンプを設営する頃から雪が降り始め、その後は朝まで降ったり止んだり。おきた時にはこんな感じに雪がたまっていました。

2日目は何の問題も無く・・・と言いたいところですが、かなりの脱線コース。半日さ迷い歩き、現在地不明のまま日没ぎりぎりで適当な場所にキャンプ設営。ガイド役はかなり青ざめた状態で役を終了。先生は涼しい顔で誰にも現在地を教えず「食料は十分あるから心配するな!」と一言。
この日は大きな湿原をいくつも横断するルートでした。歩きなれてないと泥でぬかった場所を踏み、ひざまで一気に沈みます。このトラップには多くの人がはまってました。
途中、狼の物と思われる古巣を発見。犬の掘る穴に似てますが、サイズが違います。

翌3日目は休憩日、基本的に自由行動。川をたどって位置確認を試みる人、湿地トラップと雨でぬれたギアを何とか乾かそうとする人、ただただくつろぐ人(←わたし)人それぞれの楽しみ方で休憩日です。

薪集めで切り倒したヨーロッパアカマツが丁度良い大きさだったのでrakovalkea,ギャップファイヤーを準備してみました。




丸太二本、一面にⅤ字の溝を切ります。出てきた木屑は焚きつけに使います。

二本の楔は丸太の間隔調整用、燃えないように新鮮な木を使います。

細長い棒は、上にのる丸太へ釘で固定し、転がり落ちないように、つっかえ棒とします。

下側になる丸太は転がらないように枕木の上へ乗せます。





全てを重ねたら全ての焚きつけへ着火。重なった二本の丸太の間から燃やします。

火の強さの調節は間に挟んだ楔で調節。

焚きつけを雨で濡らしてしまった為に、全体に上手く火が回らず、燃え方に偏りがありますがとりあえず成功!朝起きた時には殆ど燃え尽き、下側の丸太の一部がまだくすぶっていました。


第4日目はすんなりと、何の問題も無くキャンプ地到着。キャンプ設営後にまだ日が落ちていないことのよさを実感する日でした。w

伐採と植林を繰り返している森ではないので色々な樹種が交じり合い、とても綺麗な紅葉が見られました。フィンランドでは少ない光景です。

私の頭上に見えるのは巨大な白樺の瘤。
森が古いので大小さまざまな瘤が多く見られました。















今回の旅では通してこのようなキャンプ設営です。日替わりガイド役のペアーがそのままバディーシステムでしたのでキャンプ設営もペアで。オープンシェルターを向かい合わせに設営し、真ん中で焚き火をします。ほぼティーピーの様な状態になりとても快適に過ごせます。
写真左が私のDD、ダイヤモンドフライ状に張っています。相棒はViheのLoue。




旅6日目は私のガイド日でした。午前は相棒が、そして午後は私の担当。このことについては次回のアップで紹介します。



2013/10/31

IWG week 7 & 8 - ロシアの大自然への旅 (出発前)

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だいぶ長いこと更新無しが続いてしまいましたが、それもこれも、このロシア旅行の準備に大忙しだったためです。

IWGではカリキュラム終了までに一週間以上のトレッキング・キャンプがあるのですが、それらの計画は全て受講生が建てます。そこで、私は今回のロシアの旅の計画グループの一員として8月から計画に追われていたわけです。

実際にどんなことを計画するのか?と言いますと、全てです。実際に行動した時に起こりうること全てを計画し、「これは想定していなかった!!」という事態が起こらないようにするのが仕事・・・はい、不可能です、でも出来る限りの事を計画しきります。

内容としては>
食料計画書
・旅先の情報、資料を出来るだけ集める
・リスク計算
・許可証、旅券などの手配
・行程予定
・日替わりガイドの計画(これは後ほど詳しく書きます)
・装備計画
・食料計画
等々、リストはまだまだ続きます・・・




なぜこんな面倒なことをわざわざやるのか?プロガイドになった時に必要だからです。たぶんこれ全部を毎回行うことはないと思いますが、知っているといないでは計画の立て方が全く変わってきますので重要になります。
で、勿論どのように計画を立てて行けば良いかは授業の一環として勉強するわけですが。そのなかで予想以上に便利で感動したのが「食料計算の方法」。単純で重要、誰もが必要とする計画なのに、多くの人は感で食料を計画する。
方法は簡単。自分のトレッキング中の消費カロリーを計算し、その消費を補えるような食事メニューを考えるだけ。ただそれだけなのですが、マニュアルで計算するとすごーく面倒くさい。そこで、食材とそのカロリー/100gを入力すれば自動で必要量と推定パック重量、そして買い物リストを書き出してくれる表を作ってみました。
これは、作って正解!重さとカロリー見ながら食材をアーダこーだ入れ替えれば2週間分のメニューがあっという間に出来てしまいます。

All food I have took for the trip. each item is laveled 
この表にしたがって出来たメニューはロシア旅行中しっかりとエネルギー補充し、飽きず、そして余分な荷物を作らないメニューでした。


それでも、反省点はあります。飽きないメニューではあったのですが、楽しさが少々不足でした。唯一メニュー外で持っていった味噌汁、少々重さにはなりましたが、つかれきった時の心へのエネルギーとして大活躍。やはり美味い物、食べたい物、は完全には切らないほうが良いようです。



次回の旅にはぜひ追加したい物>
・バター(味のバリエーション強化とカロリー用)
・生姜(味のバリエーション強化用)
・塩気の強い行動食(塩分補給用)
・ご飯メニューを増やす(一番お腹と心が癒されますw)
・乾燥肉、野菜を増やす(メニューのバリエーション強化用)

もし興味のある人用に今回の食料リスト挙げておきます。

Total (g) Shopping list
720 インスタントポリッジ
180 ミュスリ
735 クッキー・クラッカー
800 板チョコ
880 ナッツ・ミックス
1312 Expedition meal
672 インスタン・トカップスープ
500
350 乾燥肉
650 インスタントパスタミックス
200 味噌







2013/09/09

IWG week 3 & 4 - Cooking Week

The week 3 was little slow week. I say slow, but still there was lots of study works needed to be done.

Starting with flora and fauna study then we have had meadow clearing work then game bird counting on the end of week 3. the works was done using traditional tools like sickle and bill hooks. and the works was done to protect rear species of flora in he area.

第3週目は比較的ゆっくりめでした。ゆっくりとは言っても、それなりに宿題などでいそがしいわけですが・・・

先ずは植物の学習、そして週中には絶滅危惧種保護のボランティア活動として、草原の草刈に参加。伝統的な大鎌を使っての作業、そして週の最終日は狩猟対象鳥の生息状況調査を行いました。


It was my first time using tool like this and was very difficult tool to use. on the end of the day, my back was screaming...
はじめて使う大鎌。想像以上に難しく、作業終了時には体中の筋肉が悲鳴上げてましたw


The game counting was part of our navigation practice. need to navigate through forest as straight line as possible and hope to see some game birds takes off, so we can count the population. I took the first lead on first 2 km to navigate and happy to say, I managed to go very straight. When got to the first target spot, we are dead on. 

狩猟対象鳥の生息状況調査。地図上に書かれた一辺4㌔の三角のルートを、出来るだけ正確に歩き、飛び出した鳥の数を数える作業です。ナヴィゲーションの練習を兼ねるので、一番先にナヴィゲーションのリードを取らさせていただきました。
結果、最初の目標2キロのリード交代地点まで、ドンピシャのナビゲーションに成功!かなりうれしかったです。 
道なき道をひたすら直進する一行。湖は迂回してよいとのことでしたw


Week 4 was a super busy week. basically we all cook as much different food as possible and eat them all!:) but of cause, it was guided by teacher and we have had wonder full guest instructor for this week. His name is Turkka Aaltonen. He is the most respected survival and wild food instructor in Finland There cant be any better instructor for this week's topic.

he is like wilderness encyclopedia and I had hard time keeping up to pick up all the knowledge he had to share with us. It was a most intense learning week and I lucky to spend as much time as I could to talk, ask, share of our knowledge.
We will have one more week with him in later time, and I am very much looking forward to it.

第4週目はとてつもなく忙しい週でした。やったことといえば出来るだけ多くのレシピを料理し、食う!なのですが、講師の指導の下に行うとただ単に作って食えばよいわけではなくなります。しかもこの週はゲスト講師、TurkkaAaltonenさんによるもの。たぶん名前知らない方のほうが多いと思いますが、この方、フィンランドを代表するサバイバルとワイルドフードのインストラクターでして、簡単に言ってしまうと「フィンランドのレイミアーズ」、もしくは「フィンランドのモール・コハンスキ」。彼の言うことなすことすべてが貴重な知識ですので気が抜けません。一週間、三歩下がってベッタリと後を追いかけて学習、吸収してきました。
ラッキーなことに、Turkkaさんは日本の里山カルチャーに興味を持っていられるようで、休憩時間になるたびに二人座してじっくりと、お互いの知識交換をする機会にも恵まれました。勿論、全く話したり無いですw
彼の授業は冬前にもう一度あるので今から楽しみです。



Week 4 started with how to process sheep.
第四週は羊の解体方法の学習で始まりました。

Skinning. Everyone tries at least once.
スキニング、全員一度は挑戦します。
Parting the sections. I managed to cut through ribs.
そして部位分け。アバラの切断をやらせていただきました。

Surprisingly, not much blood.
地抜きが出来てるおかげで、出血はとても少なかったです。



Build a smoke tipi, using parachute.
パラシュートを使ってウォークイン燻器を建てました。
Pork slices, hanged to smoke.
豚肉を燻製中

one of many ways learned to cook fish.
様々な魚料理を習う。大マスを焚き火でグリル中
  
you probably have seen this style.
これは有名な方法ですね。

Learning to use Dutch oven.
ダッチオーブンも習いました。
Week 5, I will have some GPS lesson, FA1 causes, and the first test of Navigation. the test is part of becoming Guide, so wish me luck!
 第5週はGPSの使い方、ファーストエイド1の授業、そしてついにやってきます、ナビゲーション実技試験。プロガイド資格取得試験の一部ですので気を抜かぬようリラックスしてがんばらねば!