前回の記事でも紹介しましたが、日替わりでクラスの誰かがガイド役をします。そして6日目は私の番。地図を見るだけも予想できるように、結構タフなルートです。
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地図上でたてた予定のルート。山越えが一番の難所。 |
この日午前は最後尾に着くガイド役。グループがはぐれない様に先頭と連絡取りながら現在地を認識し続けるのが仕事。予想に反して昇り降りが多く、この午前の部も楽な行程ではありませんでした。お昼休みのポイントについた時にはグループの数名がギブアップ気味な状態。
そこで午後は出来るだけ等高線伝いに歩き始めることに決定。
午後は私が先頭ガイドとなり、中間地点、ベアリングを変更する地点まで山腹を高度キープして歩く予定だったのでした。しかし大きな岩肌が露出した斜面を避けなければ無かったため、予定よりもだいぶ低い高度から登りを開始することに。45度の斜面をほぼ直線に数キロ上る羽目になってしまいました。
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まさに這う様にして登ったその向こうは、更に登りでしたw |
行程の最高地点ではすばらしい展望を満喫。疲れを忘れさせてくれました。
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急な谷を一気に下ります。が、足元は浮石だらけ。ルート取り完全にまずかったです。 |
くだりのルート選択は完全に失敗。足元は浮石と大岩で埋められた急なくだり。雨降りでなかったから可能だった物の、そうでなければ確実にけが人が出るような場所でした。
全員無事に下山し、キャンプ予定地へ日没前に到着・・・が、問題が浮上。予定していた水場が枯れてます。小さな流れの最上流側なので、キャンプ地を探しながら下流へ移動することに決定。湖まで約2kmなので、湖まで下りても暗くなる前にはキャンプ地見つかるだろう!と言う計算です。
しかし、地図を読み間違っていたようで、歩けど歩けどキャンプ地候補どころか湖にも出ない。あたりはどんどん暗くなるし、キャンプ地が見つからないのでは・・・グループの疲れもピーク気味、と言うプレーッシャーがかかって、出す足一歩一歩が不安に。
それでも何とか完全に暗くなる前にキャンプ地を見つけることが出来ました。
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湖に到着、キャンプに適した場所をを探し始めます。 |
完全に暗くなるぎりぎりでチャンプ地決定となったわけですが、最終的に『お客様』はハッピー。大変な行程で予定変更などもありストレスある一日でしたが、すばらしい景色を眺めたり、登山模したりと楽しめたようです。
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翌日は休憩日。朝はゆっくり、太陽の出ている間にギアメンテです。 |
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まさに山の天気、7降ったり止んだり。気温の変化も激しかったです。 |
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サバイバルナイフを持って来ているクラスメイトがいました!「子供の頃に買ったんだ!」と言っていました、 "Jungle King II" です。 |
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水力発電所のバックウォータを兼ねる湖ですので大量の流木が漂着していました。 |
旅は終盤に入り、メインイベントのパーナ湖に立ち寄り昼食。この湖、大きすぎて対岸が見えません。
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神秘的な景色で楽しませてくれたパーナ湖 |
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湖岸の砂地には新鮮な熊の足跡。. |
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湖の東西を渡す唯一の橋。解る人はピンと来るかな?ロシア軍放出の野戦架橋ですw |
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トナカイの食べるコケ(ハナゴケ類)の絨毯が数キロ続きます。 |
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こんな斜面を登り下り |
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氷河期が作り出したエスカー。この峰を上手く繋ぐ様にルート取りするのがコツ。 |
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最終夜。この日の課題は『パーフェクトなキャンプを設営しろ!』でした。 |
この旅は出発から帰宅するまで、本当に多くのことを学び続けることが出来たたびでした。手持ちの知識、小技をフルに活用し、更に新しく学んだことをその場で取り入れ。それでもまだまだ学ぶことがでてくる。これほど充実した旅はそれほど多くは出会わないでしょう。
きついながらも100%楽しんだ感じです。機会があれば今度は一人で、または本当のお客様を連れて行ってみたい場所です。
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