2012/09/26

フィンランド流アウトドアーコーヒーの淹れ方

一人当たりのコーヒー消費量で世界一の国をご存知ですか?


それは、フィンランドです。年間一人当たり約12kgを消費するこの国、何かしらにつけてコーヒーが登場します。

一般的なフィンランド人の生活パターンでコーヒーが登場する時間を書き出すとこんな感じ

↓↓↓↓↓

9:00 朝食後一仕事した後の休憩で2杯前後

11:00 昼食後に2杯前後

14:00~15:00あたりのお茶の時間に2,3杯

17:00 夕飯後に2杯前後

19:00 夜食サンドイッチと共に2杯前後


実に軽く一日10杯前後は飲みます。これだけコーヒー好きの国民、もちろんアウトドアーでも常にコーヒーが第一選択肢。コーヒーを忘れたアウトドアーなんて考えられないくらいの確率でコーヒー持参です。

そこで、今回紹介したいのはフィンランド流アウトドアーでのコーヒーの楽しみ方!

その1> お手軽レディー・メイド

デイトリップ程度のアウトなら大抵はこの方法。自宅で普通にコーヒーを淹れ、それを保温ボトルに密閉しバックパックへ。
少し長めの散歩やベリー摘み、キノコ狩りなどの時はとても便利。ボトルを開ければ熱々のコーヒーが手軽に楽しめるわけです。


その2>クラシック・ランバージヤック・スタイル
昔ながらの、マウンテンマン方式です。ヤカンに水とコーヒーを入れ沸かす方法で、手間はかかるものの、淹れたての美味しいコーヒーを楽しむことが出来ます。


以上!

ぇえっ?ドリップとかインスタントは?

無いです。まずアウトドアー用のコーヒーグッズなる物はあまりお目にかからないし、多分使うことを考える人も少ないかと・・・

そしてインスタントですが、アレはフィンランドではコーヒーとして受け入れられてません。普通に販売されてはいますが、不味いし高いしで、好んで買う人はあまりいません。


クラシック・ランバージヤック・スタイルのヤカンで淹れるコーヒーに話を戻します。
この方法、簡単に言ってしまえば「煮だしコーヒー」なわけですが、実はこの淹れ方がコーヒー豆の味全てを味わうのに適しているそうです。何しろヤカンで煮出して上澄みをそのまま飲むので、フィルターなどに豆の油分などが取られてしまわないためだとか・・・

ではやり方をビデオで。



ビデオではカップを使ってますが、ヤカンの方が上手にはいります。
使う豆は粗挽き、普通の挽き方でもOKですが、あまり粉の様だと上手く行かないです。あと、豆の沈め方は、ポットを叩く方法と、冷たい水を少し注ぐ方法があります。

アウトドアで一味違ったコーヒーを楽しみたい方は挑戦してみてください。