まずは自分用一本目から。
はい、またフックナイフです・・・が、深めのククサ削り用に、今までの物より長く作ってあります。刃の曲がりは前回作った物と同じ。そしてベベルは内側。モラの物などは外側にベベルが付いていて研ぎやすいのですが、材に当たる側がフラットな方が削りやすく、綺麗に削れます。ので、私の作るフックナイフはベベル内側です。ナイフの横に写っているのは専用の研ぎ棒。竹を半円の棒に削り、これに耐水サンドペーパーを巻き付けて研ぎます。仕上げは棒に研磨剤塗って磨きます。
一本3役(丸砥、平砥、革砥)の優れものです。
そして頼まれ物一本。
これはブッシュクラフト仲間から頼まれた物。昨年作ったマキリ・ネックナイフを見て、「オラにも一本作ってケレ!!」と言うので「OK!」。ただ、ネックナイフ使用の大きさのままベルトキャリーにしてくれとのことなので、ベルトループどうしよう???いかにも日本らしい感じでお任せ!と言うことなので、とりあえず根付の方向で攻めてみることにしました。写真中の銅の円盤がその下地。始めは鹿角で作ろうかと思っていたのだけど、せっかくなので依頼主の個性を反映した特別な物をね・・・・って。予定期間内に仕上げられるかかなり心配ですw
そして最後は自分用の2本目。鍛造は3月に終っていたのですが、そのまま手をつけずにいた物です。
マキリ・ネックナイフの切っ先側がものすごく便利で使いやすかったので、ネックサイズでなくフルサイズで作ってみてます。感じとしてはデフォルメ短刀と小型レウクの折衷。シース+ハンドルはまだ迷って入るのですが、プーッコとマキリの折衷で作る予定でいます。上手くいくのか???
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