プーッコとひとくくりに呼んでますが、実は色々な種類のプーッコがあります。
今回紹介するのはその中でも特に一風変わったプーッコ、Ilmajoen hattutuppi puukko (イルマヨエン・ハットゥ・トゥッピ・プーッコ)。
名前の意味ですが、イルマヨキの帽子シースプーッコ、となります。理由は単純。シースに帽子が付くからですw
この感じだとネックナイフかと思われますが、れっきとした腰下げ。
プーッコのタイプとしては実用プーッコ(ペザント・プーッコ)の部類で、ナイフ本体のパーツは柄とブレードの2パーツのみで構成されてます。
柄とブレードの境、刃が柄に入りきってないような作りですが、これは掃除や研ぎなどのメンテナンスをし易くする為。決して柄に入れられなかった失敗ではないですよーw
本体がシンプルな分シースの装飾は質素に凝るのが伝統的。パターンマーキングにて作者の個性を注ぎ込む、見所の一つとなります。
写真は私が伝統プーッコの文化、様式、技法を学ぶ為に習って作ったもの。
刃がガッツリ磨かれてますが、これはテンパーライン見たさに磨いたから、本当は削り傷残ったままが正統です。
<スペック>
刃渡り:122mm
刃厚:47mm〜37mm
柄: 白樺古木材(通常の白樺よりもかたいです)
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